voxsangman’s blog

世界の切手を使って医学・世界の出来事・神話・法則などをわかりやすく解説していきます。

切手で世界七不思議の謎を探る-1.世界七不思議とは- 

世界の七不思議は、古代ギリシャ・ローマ時代に、フィロン、アンティパトロス、カリマコスなどの旅行家や歴史家が著した書物の中で、古代地中海世界に存在した7つの巨大建造物を取り上げたものが始まりと言われています。

世界七不思議とは、古代世界において人工物の中で特に優れたものとされた七つの建造物のことを指します。

その七つの建造物は、以下の通りです。

1.ギザの大ピラミッド
2.バビロンの空中庭園
3.エフェソスのアルテミス神殿
4.オリンピアのゼウス像
5.ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
6.ロドス島の巨像
7.アレクサンドリアの大灯台

これらの建造物は、古代世界の人々にとって、その美しさや偉大さが非常に重要なものであったとされていますが、これらの建造物がすべて実在したかどうかについては諸説あります。

現在、ギザのピラミッドは現存しており、他にもアルテミス神殿やアレクサンドリアの大灯台の遺構が一部残されています。

しかし、他の建造物については、地震や戦争などによって破壊されたり、再利用されたりして、現在ではその姿を見ることはできません。

また、世界七不思議には、実際に存在したとは考えにくいものも含まれているとする見方もあります。

そのひとつがバビロンの空中庭園で、実際に建設されたかどうかについて論争があります。

したがって、世界七不思議がすべて実在したかどうかについては明確な答えがありませんが、それらの建造物が古代世界において人々にとって非常に重要であったことは確かです。

世界の七不思議は、古代人の技術力と創造力を示す偉大な建造物であり、今もなお人々の心を魅了し続けています。

切手は2008年ガンビア発行の「古代世界の七不思議(2008)小型シート」で、世界の七不思議が紹介されています。

ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(最上部左)、ロドス島の巨像(最上部右)、ギザの大ピラミッド(上から二段目左と上から三段目左)、バビロンの空中庭園(上から二段目右)、アレキサンドリアの大灯台(上から三段目右)、オリンピアのゼウス像(下段左)、エフェソスのアルテミス神殿(下段右)。

 

2008年ガンビア発行の「古代世界の七不思議(2008)小型シート」