ダニエル・デフォー(1660~1731)は、イギリスの著作家、ジャーナリストで『ロビンソン・クルーソー』を書いたことで有名です。
彼は1665年のペスト流行によるロンドンの悲劇を、『ペスト年代記(A Journal of the Plague Year)』として、1722年に発行しています。
この作品はダニエル・デフォーによる観察録あるいは小説で、ロンドン最後のペストの大流行について、一人の男の経験談が綴られた作品となっています。
※この作品は、『ペスト』・『ペストの記憶』・『疫病流行記』・『ロンドン・ペストの恐怖』など、さまざまなタイトルで我が国でも出版されています。
彼はこの作品の中で、当時のロンドンの人口およそ46万人のうちペストによる使者は75000人と推定できると記載しています。
※『ペスト年代記(A Journal of the Plague Year)』に記載された内容が、現在も「フィクション」か「歴史」あるいは「歴史兼フィクション」か論議されています。
下記の書籍は非常に読みごたえがありますので一度読まれると良いと思います。
切手は1960年ルーマニア発行の「ダニエル・デフォー生誕300年記念切手」で、彼の肖像が描かれています。
切手は1994年モナコ発行の「ロビンソンクルーソー275年記念切手」で、"1719 ロビンソンクルーソー"の文字とともに小説の一光景が描かれています。