チチェン・イッツァは、メキシコのユカタン半島にあるマヤ文明の遺跡でユカタン半島北部に位置し、800年近く続いたマヤ文明最大規模の都市です。
6~7世紀頃のマヤ古典期の「旧チチェンイツァ」と、10世紀以降に再び築かれた後古典期の「新チチェンイツァ」の2つのエリアで構成されています。
現在まで様々な時代に構築された数々の遺跡が残されています。
チチェン・イッツァは、マヤ文明の宗教、文化、政治の中心地で神殿やピラミッド、球戯場、天文台、そして多くの遺跡が残って、その中でも中央に聳えるカスティージョ(スペイン語で城の意味)は高さ約24m、9層からなる壮大なピラミッドです。
チチェン・イッツァは、1988年に世界遺産に登録されました。
11世紀頃になると、チチェン・イッツァは衰退し始めましたが、その理由はよく分かっていませんが、洪水や干ばつ、そして他の都市との争いが原因と考えられています。
チチェン・イッツァは、15世紀頃に完全に放棄されその後、長い間、忘れ去られていました。
19世紀末に、チチェン・イッツァは再び発見されその後、多くの考古学者によって調査が行われ現在、チチェン・イッツァは、ユカタン半島で最も人気のある観光地の一つとなっています。
チチェン・イッツァの主要な遺跡は、以下の通りです。
カスティージョ(ククルカンの神殿)
エル・カステヨ(戦士の神殿)
モニュメント6(神聖な泉)
ボールコート(球戯場)
天文台(エルカラコール)
チチェン・イッツァは、マヤ文明の遺跡の中で最もよく保存されている遺跡の一つでその壮大な遺跡と、神秘的な歴史は、世界中の人々を魅了しています。
切手は1991年ハンガリー発行の「アメリカの探検家切手」の中の一枚で、チチェン・イッツァとともに征服者エルナンド・コルテス(1485~1547)が描かれています。
切手は2007年キューバ発行の「新世界七不思議切手」の中の一枚で、チチェン・イッツァが描かれています。
切手は2015年スペイン発行の「現代世界の驚異切手」の中の一枚で、チチェン・イッツァが描かれています。
切手は2022年中国発行の「中国・メキシコ国交50年記念切手」の中の一枚で、チチェン・イッツァの天文台(エルカラコール)が描かれています。