紀元前3世紀にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建てられた灯台です。
このアレクサンドリアの大灯台は、当時最も高い建造物の1つで、高さは約120メートルあったと言われています。
現在ではその灯台は存在していませんが、多くの文献によれば、灯台は紀元14世紀に地震によって大きな被害を受け、その後、何度か修復されたものの、18世紀半ばには完全に崩壊してしまったとされています。
1968年に海底から灯台の一部の遺跡が発見され、1990年代に本格的な調査が行われアレクサンドリアの大灯台の遺跡と断定できる柱や彫像も発見されました。
一時は完全に伝説として扱われ、その実在の可能性は否定されかけていたアレクサンドリアの大灯台は、この発見により専門家の間にも実際に存在していたという考え方が広く浸透していきました
現在では、アレクサンドリアの港の入り口にある灯台の場所には、いくつかの堆積物や建築物が建っていますが、大灯台の遺構や断片は発見されていません。
あこの灯台の様子はアレクサンドリアの鋳造所で作られたローマ時代のコインに見ることができます。
切手は1997年キューバ発行の「世界七不思議切手」の中の一枚で、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。
切手は1980年ハンガリー発行の「古代世界の七不思議」の中の一枚で、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。
切手は2002年ソマリア発行の「古代の灯台切手」の中の一枚で、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。
ローマ皇帝ハドリアヌスの治世(117~138)当時に鋳造されたコインで、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。
切手は1997年タンザニア発行の「建築の驚異シリーズ」の中の一枚で、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。
切手は1991年ブータン発行の「ディズニーのキャラクターと一緒に世界七不思議を巡る切手」の中の一枚で、アレクサンドリアの大灯台が描かれています。