voxsangman’s blog

世界の切手を使って医学・世界の出来事・神話・法則などをわかりやすく解説していきます。

切手アラカルト-5.付加金付切手-

本来の郵便料金に加えて、 様々な寄附金を上乗せした価格で販売される切手で、郵便料金にの額面に寄付金をプラスして表示されています。

一般的には寄付金は郵便料金より少なくなっていますが、中には寄付金が郵便料金を上回る高額なものもありました。

寄付金付切手とも呼ばれています。

付加金付切手は世界各国から数多く発行されています。

世界初の付加金付切手は、1987年にイギリスの植民地であったオーストラリアのニューサウスウェールズとビクトリアで発行されています。

日本初の寄付金付切手は、1937年に「愛国切手」として発行されています。

日本で最初の寄附金付切手は、1937年6月1日発行の「愛国切手」で、国内各地に飛行場を整備する基金の募金を呼びかけるものでした。

寄付の内容としては、医療福祉・弱者共済・災害復興・イベント開催などがあります。

切手は1897年イギリス植民地のニューサウスウェールズ発行の「ビクトリア女王即位60周年記念切手」の中の一枚で、世界最初の寄付金付結核慈善切手で切手上部には『Consimptives home(結核療養所)』の記載があります。

 

1897年イギリス植民地のニューサウスウェールズ発行
世界最初の寄付金付結核慈善切手

切手は1937年日本発行の「愛国切手」の中の一枚で、4+2銭と記載され、日本アルプス上空を飛行するダゴラスDC-2型輸送機が描かれています。

 

1937年日本発行愛国切手

切手は1944年ドイツ第三帝国発行の「付加金付切手」で、額面54ペニヒに対して寄付金が96ペニヒと高額となっています。

 

 

1944年ドイツ第三帝国発行付加金付切手