voxsangman’s blog

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日本史アラカルト-10.仁徳天皇陵-

仁徳天皇(第16代天皇 在位: 仁徳天皇元年1月3日 - 同87年1月)が埋葬されたのは4世紀末頃とされており、今から300年ほど前には仁徳天皇の墓とされています。

前方後円で、墳丘長525m、後円部286,33m、前方部幅347mもある世界最大の墳墓です。

仁徳天皇とは、実在したとされ天皇で民家から炊飯の煙が立ち昇らないのを見て生活の厳しさに気づき、3年間税を免除したという伝説の天皇です。

この墳墓が仁徳天皇の墓かどうかは昔から論争が続き、このことから1971年以降「仁徳陵」の名称で呼ぶことが提唱されています。

しかし、仁徳天皇の墓であることを否定したことにはならないため、1976年より学術的な遺跡の命名法に則り「大仙陵古墳」と呼ばれています。

仁徳天皇陵とされていますが埋葬者が誰なのかは、いまだ確定されていません。

仁徳天皇陵履中天皇陵など天皇の墓とされる古墳については、文化財保護法の適用外とされ、宮内庁によって、古墳への立ち入りや、公開、学術調査が厳しく制限されているから調査することができていないのです。

巨大古墳がひしめく大阪府の「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」は、2019年の世界遺産登録で一躍世界に知られるようになりましたが、未だに多くの謎に包まれたままです。

 

切手は1986年日本発行の「国土緑化シリーズ・大阪府」で、モズとアシと仁徳天皇陵が描かれています。

 

1986年日本発行国土緑化シリーズ・大阪府

切手は2020年日本発行の「世界遺産シリーズ<第13集>「百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-」の中の一枚で、仁徳天皇陵古墳が描かれています。

 

2020年日本発行世界遺産シリーズ<第13集>「百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群