モーセの紅海渡渉は、旧約聖書の出エジプト記に記された、神の力によってイスラエル人がエジプトからの奴隷状態から解放された物語の一部です。
モーセは神の命令に従って、エジプトのファラオにイスラエル人の解放を求めますが、ファラオは拒否したことから神は十の災いをエジプトに下し、最後にはファラオの息子を含めてすべてのエジプトの初子が死ぬこととなります。
これによりファラオはイスラエル人の出国を許しますが、直ぐに気が変わり後悔して軍勢を差し向けます。
イスラエル人は紅海のほとりに追い詰められますが、モーセは神の力で杖を振って紅海を二つに分け渡る道ができイスラエル人は乾いた地を渡りましたが、後を追ってきたエジプト軍は紅海が元に戻るときに水に飲み込まれて全滅することになります。
紅海渡渉は実際に起こったことなのか、それとも神話や伝説なのかは、歴史的・考古学的・科学的には確かな証拠がなく、議論の余地があります。
聖書や神話を信じる人々にとっては、紅海渡渉は神の力と民への契約の証しとして重要な意味を持ちますが、それを否定する人々もいますし、紅海渡渉の場所や時期についても、複数の説があります。
紅海渡渉については、聖書や神話だけでなく、歴史や科学の観点からも興味深いテーマです。しかし、どのように考えるかは、あなた自身の信仰や見解によると思います。
切手は1983年ウガンダ発行の「ラファエロ生誕500年記念切手」」で、ラファエロ・サンティ (1483～1520)のモーセの『紅海渡渉』が描かれています。
切手は1994年ガイアナ発行の「聖書物語の小型シート」で、モーセの紅海渡渉が描かれています。
切手は1994年イスラエル発行の「紅海の別れ切手」で、割れた紅海を渡るイスラエルの民が描かれています。
切手は2010年イスラエル発行の「聖書物語小型シート」で、割れた紅海を渡るイスラエルの民とモーセが描かれています。
