軍事切手(Military stamp)とは、軍が運用・管理している軍事郵便に使用される切手のことです。
要するに軍人が郵便物を差し出す際に、差出通数の管理などを目的に貼り付けさせる切手でした。
世界最初の軍事切手は1901年にフランスで発行されています。
日本最初の軍事切手は1910年に3錢菊切手(1906年発行)に"軍事"と加刷されたものが発行されています。
日本の「軍事切手」として有名なものは、"青島(チンタオ)軍事切手"が存在しています。
これは1921年、中国の山東半島に駐屯していた日本軍に支給する「軍事切手」の準備が遅れたことから、現地で臨時に作られたものですが、その数は非常に少なく、昔から市場価格が極めて高値であることから偽物が多く存在しています。
切手は1901年フランス発行の「軍事切手」で、軍事切手を意味するF.M(Franchise Militaire)の文字が加刷されています。
切手は1946年フランス発行の「軍事切手」で、軍事切手を意味するF.M(Franchise Militaire)の文字があり、抽象的な図案で三つの武器が描かれています。
切手は1914年発行の「軍事切手」で、旧大正毛紙 3銭切手に『軍事』を加刷したものです。
切手は1963年中央アフリカ発行の「軍事切手」で、バルテレミー・ボガンダ首相(1810~1959)の肖像の右上に“Franchise Militaire(軍事切手の意味)”の頭文字“FM”が加刷されています。