新聞税切手は、かつて新聞の発行に課せられた新聞税を納付するための切手で、新聞への税金を徴収することが目的であり、実態は印紙に近いものでした。
新聞税切手は、当時の新聞のほとんどに添付されていました。
日本においては新聞税は、1879年(明治12年)に導入され、1949年(昭和24年)に廃止されました。
日本では新聞税切手は発行されていません。
新聞税切手は、通常の切手とは異なり当然のことながら郵便料金の支払いに使用することは出来ず新聞税の納付にのみ使用される切手でした。
新聞税が廃止されたため、新聞税切手の需要はなくなったことから新聞税切手は、現在ではほとんど見ることができませんが新聞税切手は、当時の新聞の歴史を残す貴重な資料です。
切手は1858年オーストリア発行の「新聞税切手」で、新聞収入印紙として使用されました。
切手は1860年オーストリア発行の「新聞税切手」で、フランツ・ヨーゼフ皇帝の横顔が描かれていて、新聞収入印紙として使用されました。