この空中庭園は言い伝えによると、紀元前600年頃にバビロンに建設され、新バビロニアの王・ネブカドネザル二世(紀元前634~紀元前562)が、メディア出身で砂漠の国に輿入れするのを嫌がった王妃アミュティスを慰めるために建造したとされています。
バビロンの空中庭園は、古代ギリシャの世界の七不思議の1つに数えられ、古代土木技術の偉業とされています。
何層もの階段上に庭園が配置され、様々な種類の樹木、つる植物が植えられ、泥れんがを積んで大きな緑の山に似せて造られ、今日のイラクのバービル県ヒッラ付近にあった古代都市バビロンの中に建設されたと言われています。
世界の七不思議の中でもバビロンの空中庭園は非常に不可解なものです。
庭園の跡らしきものが見つかったことはなく、バビロニアの文書にも一切記載がありません。
考古学者たちは今もなお、庭園が本当にバビロンにあったのか?一体何がそこまで特別だったのか?と問い続けています。
空中庭園に言及しているバビロニアの文書史料は無く、バビロンにおいてその存在を証明する考古学上の証拠も見つかっていません。
また、古代ギリシアの歴史家で"歴史の父"と称されるヘロドトス(紀元前484~紀元前425)は、その著作『歴史』の中でバビロンについて記載していますが、空中庭園については何ら触れていません。
切手は1997年タンザニア発行の「建築の驚異シリーズ」の中の一枚で、バビロンの城壁が描かれています。
切手は1997年キューバ発行の「古代世界の七不思議」の中の一枚で、バビロンの空中庭園が描かれています。
切手は1990年モンゴル発行の「古代世界の七不思議」の中の一枚で、バビロンの空中庭園が描かれています。
切手は1980年ハンガリー発行の「古代世界の七不思議」の中の一枚で、バビロンの空中庭園が描かれています。
切手は1991年ブータン発行の「ディズニーのキャラクターと一緒に世界七不思議を巡る切手」の中の一枚で、バビロンの空中庭園が描かれています。