マウソロスと妻のアルテミシアの遺体を安置するために造られた霊廟です
このハリカルナッソスにあるマウソロス霊廟は、マウソロスの死後にアルテミシアが夫のために建造したと伝えられていますが、実際にはマウソロスの生存中に建造が開始されたと考えられます。マウソロスの死から3年後、アルテミシアの死から一年後の紀元前350年に完成したとされています。
霊廟は、ギリシャ人建築家のピュティオスとサテュロスによって設計され、スコパス、レオカレス、ブリュアクシス、ティモテオスという4人の高名な彫刻家によってフリーズが施されました。
霊廟は、高さ約43メートル、正方形の基壇の各辺の長さが約36メートルの、巨大な建造物でした。基壇の上には、3層の柱廊があり、その上にピラミッドの形をした屋根が乗っていました。屋根の上には、マウソロスとアルテミシアを乗せた4頭立ての戦車の彫像が立っていました。
霊廟は、彫刻で飾り立てられており、その壮麗さは古代世界でも有名でした。しかし、14世紀に地震で倒壊し、現在は遺跡となっています。
現在は、当時の劇場の遺跡などが残っており、歴史家ヘロドトスの生地でもあります。
1856年、マウソロス霊廟の遺跡を調査するために、大英博物館は考古学者チャールズ・トーマス・ニュートンをボドルムに派遣し、彼によってこの遺跡が発見されました。
切手は1980年ハンガリー発行の「古代世界の七不思議」の中の一枚で、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟が描かれています。
切手は1997年タンザニア発行の「建築の驚異シリーズ」の中の一枚で、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟が描かれています。
切手は1991年ブータン発行の「ディズニーのキャラクターと一緒に世界七不思議を巡る切手」の中の一枚で、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟が描かれています。
切手は1997年キューバ発行の「世界七不思議切手」の中の一枚で、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟が描かれています。