voxsangman’s blog

世界の切手を使って医学・世界の出来事・神話・法則などをわかりやすく解説していきます。

世界史ミステリー31.ウイリアム・テル-

ウィリアム・テルは、スイスの建国の象徴として知られています。

彼は、現在のウーリ州にある村、ビュルグレンに住む猟師で弓(クロスポウ)の達人とされています。

彼は現在のスイスのウーリ州アルトドルフに住んだ男で、悪代官ゲスラーに礼をしなかったとして逮捕されますが、ゲスラーは息子の頭の上にりんごを置いてクロスボウで居抜き、もし成功すれば自由の身にするとテルに不可能とも思える提案を持ちかけます。

彼ははこれを受け入れ、見事に息子の頭の上に置いたリンゴを見事に射抜きます。

この成功に怒りがおさまらぬゲスラーは、約束を違え彼を連行しようとしますが、彼は機転を利かせてゲスラーを討ち、アルトドルフの人々の歓呼と共に帰郷します。

このことがきっかけとなりスイスの人々は立ち上がり、スイスはハプスブルグ家の支配から脱し独立運動に繋がったという物語です。

彼は実在する人物ではなく、物語上の人物であるとされていますが、スイス人の6割はテルが実在の人物であると信じているという資料があります。

 

切手は1933年スイス発行の「ウイリアム・テル切手」の中の一枚で、スイス独立の英雄ウイリアム・テルが描かれています。

 

1933年スイス発行ウイリアム・テル切手

切手は1941年スイス発行の「歴史的表現切手」の中の一枚で、スイスの画家フェルディナント・ホドラー(1853~1918)作『ウイリアム・テル(1897)』が描かれています。

 

1941年スイス発行歴史的表現切手

切手は2022年スイス発行の「2022年ヨーロッパ切手 物語と神話」で、スイス独立の英雄ウイリアム・テルとその息子と射抜かれたりんごが描かれています。

 

2022年スイス発行2022年ヨーロッパ切手 物語と神話